阪神・淡路大震災から24年
1993年1月17日(木)阪神・淡路大震災が発生しました。
この震災では、6434名もの尊い命が奪われました。
24年経った今でも、その爪痕は消えることなく、多くの人が
「大事な人を失くしてしまった」その悲しみに打ち震えています。
なぜ6434名もの尊い命が奪われてしまったのでしょうか。
原因はたくさんありますが、そのうちの一つが「耐震強度の不足」です。
当時、神戸市内には多くの木造住宅がありました。しかし、
10万5千棟の建物が全壊、14万4千棟もの建物が半壊しました。
木造住宅の耐震の強化が不十分だったことが、建物の崩壊につながりました。
阪神・淡路大震災があった5年後の2005年、
「建築基準法」が改正され、耐震基準が大幅にアップしました。
皆さんが住んでいらっしゃる家は、建築基準法改正後に
建てられた建物ではないかと思われます。私が今住んでいるマンションも、
以前住んでいた2階建ての家も、建築基準改正後に建てられたものでした。
震度7の大きな揺れが襲っても、倒壊しない丈夫な造りになっていると思います。
しかし、耐震強度が充分でない建物が、全国に1150戸もあると言われています。
また、その後に起きた東日本大震災・熊本地震では、
津波や土砂崩れによって、多くの人が犠牲になりました。
「耐震性を強化するだけでは、命を守ることができない」
ということがよく解ります。皆さんも、いま一度「大事な命を守るために、
いま何ができるか?」家族で話し合って考えてみてください。
私は、震災が起きる1年前の3月に生まれました。
当時を振り返り、二度とこのような悲しみが起こらぬ様努めることが、
震災で亡くなった方に対する償いだと感じています。
スマイルスマイル スタッフ里沙でした。