白血病に関する大きな誤解
昨年のジャカルタ・アジア大会で6冠に輝いた池江瑠花子選手(18)が
体調不良により精密検査を行った結果、「白血病と診断された」と個人のSNSで
公表しました。白血病と聞いて、真っ先に頭に浮かぶのが、
2004年に公開された柴咲コウ・大沢たかお主演の、「世界の中心で愛を叫ぶ」
私は10歳の時にこの映画を観ました。柴咲コウが演じる女性が、この病にかかり
亡くなってしまうのを見て、(白血病はかかったら絶対死んでしまう、怖い病気なんだ)
そんなふうに思いました。つい最近まで、そう誤解していました。
この映画が公開されたのは、14年も前(ビックリ!)14年もの月日の中で
医学の世界は劇的に進化しました。抗がん剤を用いて治療を行う「化学療法」や、
正常な血液細胞をつくる「造血幹細胞移植」など、様々な治療方法が確立され、
「白血病=死の病」ではなくなりました。残念ながら完治は難しいそうですが、
近い将来、完治することができるのではとも期待されています。
オリンピックの晴れ舞台に立ちたいという気持ちはあると思いますが、池江瑠花子選手
には治療に専念して、ゆっくり休養を取って欲しいなと思います。
大好きな水泳ができるのも、オリンピックへ行けるのも、命があるからこそ。
命が尽きてしまったら、元も子もありません。無理をせず、体調が良くなってから
選手としてまた戻ってきてください。
余談ですが、私は高校3年生の時まで水泳をやっていたので、池江瑠花子選手には
親近感を覚えました。中学1年生の頃なんかは、本気でオリンピック選手になるぞ。
(北島康介の活躍を見て)と思ってたんですが、タイムが一向に伸びず、
自分は凡人レベルだと思って夢を諦めました。また泳ぎに行きたいな、なんてね。
以上、スマイル&スマイル スタッフの里沙でした(*^-^*)